2018年12月7日金曜日

留学レポート(?) /フィリピン・セブ島


 klis advent calendar 12/11担当のさざなみです。急遽、昔々使っていた(記事は消した)ブログを発掘してこの記事を書いております。担当日より早めの投稿をしたわけは後々お伝えします。

 ぶっちゃけ内容はklis関係ない、というか単に語学留学のお話です。

 僕は9/2~9/28までフィリピン・セブ島で短期海外語学研修をしていました。そういやそのレポートをまとめてないなって思い、この機会にまとめてみました。

・留学しようと思った動機


 僕は二年次からグローバルビレッジに入居していて、同じユニットに外国人の学生がいたのにもかかわらずあまり会話できていませんでした。

 その後悔から、「もっと話せるようになりたい」と思うようになり留学に参加いたしました。TOEICのスコアアップという目的もありますが、第一は英語のスピーキング能力の土台を身に付けることが大事だと思っていました。

 英会話ができたらいいな、というよりも英語で話すことへの抵抗感をなくすのが目的でした。そもそも、僕は英語があまり得意じゃなく、英語で会話するのもまた、かなり抵抗感があったので…。

 なんとなく、ちゃんとした文法で言わなきゃっていう謎の使命感に囚われていて、そうじゃなきゃ自分の言いたいことが伝わらないんじゃないか? と疑念していました。

 …実際に留学をして英語漬けの日々を過ごしてみると、案外そうじゃないことに気付きました。

(ちなみに、留学をする前に動機を書く紙があったのですが、それについては、いずれ大学で研究していく際に英語が必要不可欠なので…的なことを書いた気がする。これで選考通るか決まるわけだし、と思い少々見栄を張ってしまった)


・留学のスケジュール


 留学先…フィリピン・セブ島
 留学先の学校…Cebu Pelis Institute
 (URL) http://www.cpicebu.jp/


9/2  日本→フィリピン
9/3~9/27 現地の語学学校(Cebu Pelis Institute)で過ごす
9/28  フィリピン→日本


 大雑把に言えばこんな感じです。9/3は入学前テストとオリエンテーションだったので、実際の授業は9/4からでした。卒業(帰国)一週間前に卒業テストがあり、最終週の金曜日に卒業式が行われました。僕は最終週に胃腸炎を患い、行けませんでしたが…

 なお、当方初海外渡航でした。滅茶苦茶緊張してました、フィリピンに入国するまで。


・留学先での勉強


 留学先はCebu Pelis Instituteという語学学校です。



 なんかとてもリゾートっぽい。プールあるし。
 僕はここの寮で台湾人のルームメイトと4週間過ごしました。


 平日は以下の通りの授業をしました。
1限 TOEIC(マンツーマン)
2限 なし
3限 グループ(少人数)
4限 グループ(大人数)
5限 文法(マンツーマン)
(昼食)
6限 リスニング(マンツーマン)
7限 グループ(少人数)
8限 スピーキング(マンツーマン)
9~13限なし

 40分が何コマもある感じでした。マンツーマンの講義は、一対一の個室で、少人数グループは4・5人入れる教室、大人数は大学の教室と同じような間取りの教室で行いました。毎日講義が変わらず、上の時間割を平日は毎日こなす日々でした。週末(金曜の16:30~、土曜、日曜)は外出可能で、セブ島のアクティビティを楽しみました。
 それぞれの講義についてみてみましょう。

 1限…TOEIC

TOEICのReading(文法・読解)の問題集を解いていきました。ぶっちゃけ英語で受ける必要はないかな、と思いました。特に文法(というか語法)とか英語で解説を受けてもイマイチ納得できなかったので…。英語での解説を自分で噛み砕いて理解するのに時間を多く要しました。宿題で、Reading問題一回分を毎日出されるのは、個人的に『地獄』でした。特に最初は、うんうん唸りながらようやく答えを導き出すような感じです。(英語の得意不得意で左右しますね…)長文が多すぎて集中力が続かないのも難点の一つでした。しかし、週が進むごとに正答率は着実に増えていったのでその分達成感は大きかったです。
 

 3限・7限…グループ(少人数)

少人数のグループレッスンは基本的にディスカッション中心でした。すなわち、『英語で自分の意見を述べる』ためのレッスンです。

 この授業はかなり自分の中で身になったと思っています。意見を述べる、これは会話において必要不可欠です。

(当然ですが)授業では電子辞書を用いて分からない単語を調べながら、授業内で提示されたトピックについて、海外の学生と共に意見を言い合いました。どちらの授業も先生が気さくな方で意見が言いやすかったです。

 文法を多少間違えたとしても、意見は割と伝わることをここで学びました。ちゃんと文法も学習しましたが、それをきっちり守らなくても会話はできます。(当たり前なのかもしれないけど、日本語もそうだし)

 最低限、辞書を用い、あとは簡単な文法で言葉を伝える練習ができたと思います。
 

 4限…グループ(大人数)

大人数のグループレッスンは、会話中心でした。教科書は一応あったけど、先生は教科書はつまらない(笑)といい、ほぼ使っていません。

 フィリピンの観光地について生徒が質問し、先生がそれについて答えるように観光地についての説明をする。…その繰り返しがメインでした。

 金曜日はボードゲームでグループが一緒の生徒と会話をしつつ、交流しました。特に印象深かったのは『スクラブル』というボードゲームです。

スクラブル(Scrabble)は1948年アメリカで作られた、単語を作成して得点を競うボードゲームである。
 ルールは、
  • プレイヤーは2~4人で、最初に各プレイヤーはこの文字コマを7枚ずつ持つ。それ以外のコマは袋に入れておく(以下、この袋に入っているコマの集まりを山とする)。
  • 最初のプレイヤーは中央(ボードの図における★付きのマス)にかかるように、手持ちのコマから英単語を作り置く。
  • 単語を配置した後、手持ちが7枚になるように山からコマを補充する。
  • その後は既に置かれている単語に接するように、そして置いた結果できる並びが全て英単語になるように、手持ちのコマを配置していく。
  • 手持ちのコマを使用しても単語が作れない場合は任意(0~7)の枚数を山にあるコマと交換することが可能。この時はこれでターン終了となる。
  • 山にあるコマがなくなった後、誰か一人が手持ちのコマを使い切るか、全員が単語を作れなくなったらゲーム終了。合計得点で順位を決める。
(Wikipedia「スクラブル」より引用)
詳しい内容は↓
スクラブル - Wikipedia

 このゲームは『語彙力』がモノを言います。何を言いたいかというと「マジで全く、一切単語が思い浮かばねえ。語彙力がない」ということでした。

 痛感しました。
 受験のために英単語帳で覚えた単語が全然出てこなかった。

 英語を『受験勉強の1教科』すなわち『勉強』程度としか考えてこなかった弊害でしょうか。そもそもこのようなゲーム形式のアウトプット方法を実践してなかったから、ということもあるのでしょう。

 このようにゲーム形式のアウトプットで語彙力を鍛えられたら、英単語の暗記が楽しくなるのでオススメだと思います。

Q-sai 英語 単語ゲーム ゲーム ボードゲーム スクラブル Q-sai   

 5限…文法

一番苦痛でした。(というか講師がキツかった)

 女性講師だったんですが、個室が滅茶苦茶香水臭いわ、その香水の臭さをこちらのせいにしてきたりと散々。講師の印象はあまりよくはなかったです。

 しかし、文法の解説についてはかなり砕いて教えてくれたので結局途中で講師を変えることはありませんでした。

 英語での文法の解説は日本語よりも分かりやすいというか、本質をついてきました。特に、差し出された具体例から「どのようなときにその文法を用いるのか」ということがより深く学べたと思います。

 大抵の用いた教科書はかさばるので現地に置いてきたのですが、文法の教科書だけは帰国時に持ち帰ってきたくらいにはお気に入りの一冊でした。

 
 6限(リスニング)・8限(スピーキング)

…6限のリスニングは一応リスニング中心でしたが、耳で聞いたこと(質問とか)に答えるという作業が多かったので実質スピーキングに近かったと思います。

 ので、同じカテゴリに入れました。決して書くのが面倒くさかったわけじゃないです。多分。

 小グループ講義でもディスカッションをしましたが、今度はそれをマンツーマンで行う形です。

 リスニングはCDや講師の英語での質問、設問に答える方式、スピーキングはCD音源のリスニングがなくなっただけで、格子による英語での質問に答えるという方式でした。

 質問について、できるだけ辞書を使わずすぐに答えを出す、『会話を会話足りえるものにする』という作業を続けることにより、質問に対して以前よりも早く反応できるようになったように思えてきています。

 特にグローバルビレッジの同居人の学生と会話した時に会話が滞ることが少なくなったことから、着実に身になったのかなと自信を持てるようになりました。


 …授業内容に関してはこんな感じでしょうか。平日は語学学校から出ることはできなかったのですが、週末、あとは卒業週の木曜・金曜が外出可能だったので、そこで現地の街に出てアクティビティを楽しむなどしました。

 
 ・現地で行ったアクティビティ


 海行った
 銃撃った
 少女☆歌劇レヴュースタアライト
 少女☆歌劇レヴュースタアライト
 少女☆歌劇レヴュースタアライト
 少女☆歌劇レヴュースタアライト
 少女☆歌劇レヴュースタアライト



全人類見ような         見ろ


 …はい。留学最終週に少女歌劇レヴュースタアライトにハマってしまった話は置いておきます。なにやってんの。

 9/3
 入学前テスト後、現地のショッピングモールで日用品の買い出しをしました。アヤラモールというショッピングモールで肉やハンバーガーを食べました。マンゴーが100円くらい(安い)。あと、スーパーにドリアンが売っていた。くさそう、いや、くさい(確信)

 9/7
 現地でできた山口大学の友達と台湾人の友人2人とマッサージに行った。

 日本では6000円かかるマッサージが2000円くらいでした。

 2回くらい行った。

 首がバキボキ鳴って怖い。人体の神秘って感じがします。これは痛い。






 そのあと日本食を食べに行きました。とてもおいしかった。











 おまけに物価が安いお陰で高級店であれどそこそこお手頃な値段で、しゃぶしゃぶやすき焼きやSUSHIを満喫しました。うな重も食えた。やったぜ。












 どうでもいいんですが、食後に行ったお手洗いがゾンビゲームに出てきそうな不気味さを醸し出してて雰囲気が良かった。

 

9/8
 次の日は日本人の友人たちとSMモールという海辺のショッピングモールに行きました。
これは、野性的な昼食。









 野菜。デカい。
 魚。鮮やか。
肉。まるでsaltbae










 「いなりが入ってるやん。どうしてくれんのこれ(歓喜)」「いや…僕がさっき食べちゃいました(自白)」 「食べたぁ?」 「すいません」 「いなりを食べたの?この中の中で?(マトリョーシカ)」 「はい」「親方に電話させてもらうね」 「や、それだけは」 











(街並み)退廃感がたまらない。









 9/9
 銃を撃ちに行った。銃の所持が認めていられるフィリピン。射撃場が島のあちこちにあります。
 
右からハンドガン、スナイパーライフル、アサルトライフル(?)今回はハンドガンとスナイパーライフルを撃ちました。
 ハンドガン…反動で腕がもっていかれた。これはなに。バァン!(迫真)照準がズレる。的に当たらない。
 スナイパーライフル…サイトで照準を合わせれば的に軽々と命中する。音がパスッ…となかなか静か。銃声がしない分、むしろこちらの方が脅威のように思えた。暗殺者って感じがする。

 9/14
 マッサージに行った後、バロットと呼ばれるアヒルの有精卵を深直前まで育てて、蒸し焼きにしたものを食べた。孵化直前、すなわち生まれる前の骨格が大体出来上がったものを食したというわけだ。つまり、ゲテモノ料理である。ゲテモノとはいえ、美味かったです。中身は鶏がらスープのような味の汁で満たされていて、モノ(鳥の雛)自体は柔らかく、あっさりとしていました。

※写真は載せないでおきます。見たい方はバロットで調べるとグロ画像が出てくるのでどうぞご自由に…


 9/15
 TOPSという山の展望台に上って夜景を見ました。
 一望って感じ。


 9/16
 また銃を撃ちに行った。たまらねえぜ。プロのガンナーさんの経営している射撃場にアポを取ってもらい行くことになった。(アポを取ってくれた友人に感謝…!)
 ショットガンの反動で胸が貫かれそうだった…一撃が強すぎる。ハンドガンの比じゃなかった。

 9/22・9/23
 1泊2日モアルボアル旅行。海でした。ダイビングです。









 
(ウミガメの写真)ウミガメを間近で見た。
 












 …アクティビティについて書きすぎた感がありますね。
 勉強をしつつ、休日は大いに遊びました。
 最終週は胃腸炎で苦しみましたが…体調管理は大事だってはっきりわかんだね…

・初めての海外渡航、苦労もあった。

・食生活

野菜が少ねえ! 味が濃い! というのが率直な感想です。肉が多い。あと、語学学校を経営しているのが韓国の会社だったからかやたらと辛いものが朝昼晩出てくる。街に出てもそんな感じです。薄味が少ない。
 帰国した直後食べた、すき家の牛丼で僕は泣きました。このちょうどよさ…。
 あと、その翌日に実家で食べた納豆で再び泣いた…日本食ってすげえな(こなみ)

・衛生面

ハエが多い。ご飯食べてると滅茶苦茶たかってきたりした。気候のせいもあるだろうけど…。あとトイレは水洗式だけど、トイレットペーパーは流せない。トイレの横に設置されたごみ箱に捨てる。これも日本では考えられませんでした。TOTOすげえ、日本の水道すげえ。帰国後ウォシュレットに泣かされました、感動です。

・脳をひたすら使い滅茶苦茶疲れる

日本語話者<<英語話者だからね、仕方ないね。授業開始一週目が一番つらかったです。宿題をやろうにも夕方には既に眠くて気付いたら寝ている…起きたら夕食の時間が終わっているなど…。そもそもの体力がないのもありますが、やはり普段英語だけの環境なんてなかなか行かないわけで、脳をフル回転させてました。会話するのってこんなに疲れるのか…(多分そういうことじゃないだろうけど)

・ぼったくりタクシーに注意

島内のタクシーはこちらが日本人だとわかるとぼったくってきます。日本人だったらぼったくられても気付かないってタクシー業者の中では言われているっていうのを聞きました。実際何度かぼったくられましたが…
 



・総括


 初の海外で、ぶっちゃけ語学学校に着くまでが一番緊張していました。到着してからは楽しい日々でした。おめえ半分観光レポートじゃねえかぶっ殺すぞハゲ


 留学にかかった費用は30万、うち10万、大学の補助が付いたので大体20万円で留学をすることができました。欧米に行くのに比べて1/2くらいの値段で行けます。語学留学を考えている人はぜひ。


 また、今回のプログラムの第2弾が来年の3月にもあるらしいです。説明会が12/7(金)16:45~、12/10(月)16:45です。この記事がアドベントカレンダーにあがるちょうど前日じゃん草
 URL載せときます。
http://g-commons.global.tsukuba.ac.jp/news/news/detail/669

 興味がある人にはぜひ行ってほしいので、ブログには今日アップしておきます。
 
 
 ずいぶんと長々と話してしまいました。留学で価値観は変わりませんし、見える世界が変わる…なんてことはたぶんないですが、面白いものがたくさん体験できたし、何より英語での会話が前より苦じゃなくなりました。グローバルビレッジのユニットに新しく入ってきた男子ともだんだん話せるようになっていきました。勇気を出して誘って行った鷄々で二人食べたつけ麺は美味しかった。

 ちょっとは変われていたらいいな、とふと思う今日この頃です。

 ここらへんで記事を締めさせていただきます。長々しい駄々話を、最後までご清聴いただきありがとうございました。


 質問等はDMでも受け付けますのでお気軽にどうぞ~。
 どうも、さざなみでした。

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